プロフィール
略歴
- 武蔵野美術大学 油絵学科を卒業
- 広告代理店のクリエイティブ室に3年半勤務。
- イラストレータとして独立。企業カレンダーや雑誌イラストを手掛ける。
- 現在は、絵本、児童書の挿絵を中心に作画。
日本の古典文学、怪談などをテーマとしたの作品でも知られる。
他、映像や、アニメの原画と活躍の場は幅広い。
作品一覧
絵本・児童書
絵本・児童書タイトル |
出版社名 |
画像 |
作品解説 |
きんいろのライオン |
すずき出版 |
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古代インドの「ジャーカタ」を絵本化したもの。ジャーカタとは、お釈迦様が生まれる前の説法集です。
この話は、きんいろの美しいたてがみを持つ強く才能ある若いライオンが、家来ぶって近づいてきた山犬に利用されて、命を落とすという、
児童文学にしては重いテーマで、「ほんとうの友達とは何か」を問いかけています。 |
かさじぞう |
PHP研究所 |
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恐らく誰でもストーリーはご存知でしょう。
有名な作品は、読者が親しんできた気持ちに逆らませんが、オリジナル性も出したいということで、扱いが難しいものです。
この作品ではオリジナル性を出すために猫とねずみを登場させて、おじいさんと、おばあさんの家に飼われているような工夫をしました。
幼稚園で、この絵本を読んでもらい、感想画を描いてもらったところ、おじぞうさんや、おじいさん、おばあさんではなくねずみや猫を描いた子を多く見ました。
子供達の観察力に驚かされた記憶があります。 |
むらをすくったおに |
学研 |
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高知県の昔話です。
大波に苦しむ海辺の村を見て、山の鬼が波除けにする大岩を運び、力つきて死んでしまう話。
現地まで、取材旅行をして、地元の民話の先生を訪ねたり、ゆかりの地をまわったりしました。
現地取材は、絵の構想をふくらませてくれると改めて実感した作品です。 |
ハートボイス |
金の星社 |
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いじめの問題を扱った作品。
私自身も最初にストーリーを読んでみて「とてもつらい話」とまず最初に思いました。
挿絵は具体的なものより、心の風景を絵にするようにした心がけました。 |
アンモナイトの森で |
学研 |
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人間と自然の共存のむずかしさを問いかける作品です。
北海道開拓民の村で育った少女チヨは、原生林にすむヒグマと心を通わせています。
お互いの領域をも守って暮らしているのです。
ところが、ある日、原生林でアンモナイトの化石が発見され、調査隊が原生林にはいり、ヒグマの住みかを追い詰めていきます。
ついに怒ったヒグマが・・・ |
一分で読める江戸のこわい話 |
学研 |
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江戸時代に語られていた怪談話を小学生から読めるようにまとめたものです。
ゆうれいや、妖怪たちの顔を楽しく描きました。
昔は、ふしぎなことがこんなにたくさんあったのかと驚かされます。
昔の人の感受性の豊かさを感じた作品でした。 |
一分で読めるアジアのこわい話 |
学研 |
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江戸のこわい話の姉妹編となります。
中国の話は、ダイナミックなものが多く、やはり「龍」がたくさん登場します。
「龍」は好きなテーマなので楽しく描けました。 |
かえるのおんがえし |
世界文化社 |
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ひとりぼっちのおじいいさんが、ある日、へびにのまれそうになったかえるを助けてあげます。
すると、いくにちかして美しい娘を出会い、おじいさんのお嫁さんになってくれました。
かわいい坊やも生まれます。
でも、このお嫁さんの正体は「助けたかえる」でした。
それを知ったおじいさんは。。。。
坊やとかえるのお母さんの別れがせつないお話しです。 |
うずらとり名人とうずら |
学研 |
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森の近くに住む、うずらとり名人は、毎日たくさんのうずらを捕まえては町で売って暮らしていました。
仲間が次々と捕まることを嘆いた賢いうずらはある秘策を考えつきました。
人間と生き物の知恵比べのお話しです。 |
なべのおはなし |
鈴木出版「こどものくに」 |
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北欧の昔話。
びんぼうなおばあさんのために、小さななべは食べ物を運んであげていました。
ふたりは、とても仲良しでした。
でも、ある日、なべが金貨を運んでくると。。。
人間の欲について考えてしまうお話しです。 |
たからのげた |
鈴木出版「こどものくに」 |
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日本の昔話。
びんぼうな子供が小判を生むげたを神様からもらう。
それを横取りした金持ちのおじさんが小判ぐらいにちぢんでしまう話。 |
おぼうさんになったどろぼう |
鈴木出版「こどものくに」 |
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日本の昔話。
びんぼうで醜くて、どろぼうになった男が、ある雪の夜、貧乏なお坊さんの寺にどろぼうにはいる。
肝のすわったおぼうさんにいっちょうらの半纏を肩にかけてもらい改心。
りっぱなおぼうさんになる話。 |
絵本・児童書 – その他の作品 –
出版社名 |
作品画像 |
講談社 |
おおかみとひつじかい |
おやゆびひめ |
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ひかりのくに株式会社 |
おおきさくらべ |
こいのぼりののぼるくん |
豆まきえいやぁ |
チャイルド社 |
おんぶおばけ |
きっちょむさん |
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世界文化社 |
つるのおんがえし |
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児童書挿絵
作品画像 |
甘い毒 |
アンモナイトの森で |
平家物語 |
百人一首 |
作品解説 |
父が出版社に勤めていたため、私は、本に囲まれて育ちました。児童文学全集や偉人伝などそろえてもらって、夢中で読んだ記憶があります。美しい挿絵、楽しい挿絵、どきどきする挿絵は、お話の筋は忘れても心に残っていたりするものです。
同じように読書が大好きな子どもが、たくさんふえてくれるといいなぁと思いながら、挿絵を描いています。とくにむずかしい古典文学などは、絵といっしょに読める児童書にすると、大人でも十分楽しめます。 |
日本画
作品画像 |
つづみくらべ |
ゆうれい貸屋 |
鬼の片腕 |
雪女 |
道成寺 |
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作品解説 |
大学では油絵を専攻しましたので、日本画は独学です。尊敬する絵本画家の瀬川康男先生が、日本画と知り、はじめてみました。やってみると、扱いのむずかしい画材でしたが、色の透明感が実に美しく、すっかり好きになりました。今ではいちばんお気に入りの画材です。こちらにアップしたのは、個展用に描きおろしたもので、どれも30号ぐらいの大きな絵です。 |
映像原画
タイトル |
配信メディア |
画像 |
映像で綴る詩歌〜中原中也 |
コロンビアミュージックエンターテイメント |
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赤ちゃんと防空壕 |
中央区バーチャルミュージアム
上記リンク先より、アニメーションをご覧いただけます。
空襲体験、赤ちゃんと防空壕、学童疎開 |
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はじめての源氏物語を映像絵巻で楽しむ |
Youtube
上記リンク先より、アニメーションをご覧いただけます。 |
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旅役者ときつね |
福島中央テレビ |
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雑誌表紙、カレンダー
作品画像 |
雑誌表紙 |
雑誌表紙 |
雑誌表紙 |
カレンダー |
カレンダー |
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作品解説 |
月刊誌の表紙やカレンダーの絵なので、季節感をいれて描いてあります。雑誌では、季節の風となって遊ぶ子供をテーマに、カレンダーでは、日本の四季のなかに母と子の情愛を感じられるようにと思って描きました。めくって展開を楽しむ絵本の絵とはちがって、一枚の絵のなかで、見る人がストーリーを想像できるようにと心がけています。 |
五行歌
作品画像 |
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作品解説 |
五行歌(五行でまとめる詩歌の形式)で3年前からこのサークルに通っています。
「絵で遊ぶ五行歌展」(あゆみギャラリー)で描いた30枚の絵の一部です。
五行歌「麹町倶楽部」のメンバーの方々が作られた詩をちょうだいして、そのイメージを絵にしたものです。どの詩も、みなさんが大事にされているもの。歌人たちの想い、それぞれに寄りそう気持ちで、またその世界はふくらますつもりで、書もふくめて、いろいろな手法で描いてみました。歌人のみなさまが満足いただけたこと、、見にいらしてくださった方たちに「詩がとてもわかりやすくなって、心にはいりこんでくる」と喜んでくださったことがうれしいかったです。 |
民話アニメ
作品画像 |
旅役者とキツネ |
木幡の合戦 |
ほらふき孫左衛門 |
作品解説 |
日本昔話は大好きなテーマのひとつです。知恵比べ、化け比べ、ほら話しなどには、ユーモアたっぷりのおおらかな日本人の感性があふれていますし、
合戦ものや悲恋ものには、倫理観の強さや信心深い謙虚な心が秘められています。日本人ってすてき!と改めて思います。お話にあわせて、子供たちがよろこびそうなキャラクターをつくるのはとても楽しいことです。 |
個展
セミナー・講演
開催日 |
タイトル |
開催場所 |
内容 |
フォト |
2009/06/16 |
お話会とサイン会 |
久我山幼稚園 |
絵本原画展の後にお話会とサイン会を行い、子供の前で絵を描きました。 |
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2010/05/16 |
Talent Age |
葛西シビックホール、那珂葛西 |
在日のインド人の方々が、「子どもたちに知的で文化的な発表の場をつくってあげたい」という想いではじめた催しです。
第4回目の開催絵のコンクールの審査員を担当致しました。 |
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メディア掲載実績
掲載日 |
掲載誌・メディア名 |
タイトル |
詳細 |
2003/10 |
世界文化社「きものサロン」 |
着物のおまじない |
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2005年 |
朝日新聞 |
水野ぷりんの御伽(おとぎ)草紙
今は昔のふしぎごと |
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2010/07/05 |
週刊·東京流行通訊 |
古風な絵師が生む新しい風 |
詳細を見る |
2010/09 |
朝日定年時代9月下旬号 |
絵と遊ぶ五行歌 |
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配信メディア
公式HP:「水野ぷりん今昔絵草子」
ブログ:「ぷりん茶屋」
Facebook:「水野ぷりんFacebook」
趣味
書道
五行歌